DX化の潮流は重厚長大産業にも及んでいる。デジタル・AIを活用した「データドリブンなプラント操業」を新たなソリューションとして展開する企業の事例から、その取り組みを支えたデータ基盤の実力を見ていく。
経済産業省により「2025年の崖」問題が提起されて以降、DX化の取り組みが大きく加速している。重厚長大産業といわれるプラントエンジニアリングも例外ではなく、EPCを中軸に事業展開する千代田化工建設でも、オペレーションとメンテナンスまでを含めた事業領域の拡大に当たり、デジタル・AIを活用したサービスの提供を目指していた。
同社は、システムやデータのサイロ化に悩む顧客企業に向けた「データドリブンなプラント操業」というソリューションを実現すべく、産業向けDataOps・AIデータプラットフォームを導入。採用の決め手となったのは操業データをシームレスに扱えるオープン性で、運転データや検査履歴といった基本データに加え、3D CADなどの3Dモデルを同一プラットフォーム上で設備情報と関連付け、コンテキスト化できる点が高く評価された。
またリアルタイムなデータ反映も容易で、数週間でプラントのデジタルツインを構築できたという。この実現の背景には、プラットフォームの柔軟性とベンダーのサポート体制があった。本資料では同社の導入事例から、このデータプラットフォームについて詳しく紹介する。
企画協力:ITメディア
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